8月某日、都内某所。そこには、夏休みにもかかわらずどこにも行けない一人の女の姿があった。欧米気分を味わうために、砂糖たっぷり、カラフルな「すごいケーキ」を作ろうと精を出す富永。完成形が見えなさ過ぎて危なっかしいことこの上なし! 「南極ケーキ」(仮名。もうこの時点で欧米じゃないじゃん…)を作るために、アガーとブルーキュラソーで海の部分を作った富永。つぎは、氷の部分を作ります。 【左からアイシング用砂糖、ホワイトチョコレート、生クリーム】 基本的には、この上にぷるぷるした海を乗っけるわけですから、冷えると固まるもののほうがいいわけです。そう考えると、生クリームは少し難しいかもしれ […]
Kyoko makes sweet cake 1
毎年8月にやってきては日本人児童を困らせるもの、それが「夏休みの自由研究」である。ある者はアサガオの観察を、ある者は手作りのオブジェを先生に提出する――しかし、毎年作成するものであるが故、どうしてもネタ切れの瞬間はやってくる。 富永ももう26歳、夏休みの自由研究から開放され14年と数ヶ月。もうそんなことにわずらわされず、楽しい夏を過ごすはずだった。 時期を同じくして、8月初旬、都内某所。富永に呼び出された友人・O氏は、ある部屋にたどり着く。そこにはダラダラしている富永がいた。 【暇だよね】 「なんかさ、暇だよね」 「なんで?」 「…どこにも行ってないからだと思うんだよ […]
Kyoko makes "ita" chocolates: Archives
――あれから半年の時が経った。今や、とみながのサイトは「カンファレンスでの報告を告知しますよサイト」に成り下がっている。 それはもちろん、大学院生として、若手研究者(の卵)として、真っ当と言えることだろう。しかし、人からあの言葉を投げかけられるたびに、とみながは苦しんでもいた。 「痛チョコの特集で『まだつづきが…』って文言がありますけど、次いつ更新されるんですか?」 忘れていた訳ではない。分かってはいた。ただ、春になり、夏になるにつれ、チョコレートは溶けるものだ。気温が高くなるにつれて、「もう手遅れじゃないか…」と思う時もあった。 しかし、だ。溶けたチョコレー […]
世界社会学会議横浜大会 プレイベントI 「Global Sociologistsとの対話」
2013年7月13日(土)に、以下のイベントで報告します。 世界社会学会議横浜大会 プレイベントI 「Global Sociologistsとの対話」 http://www.gakkai.ne.jp/jss/2013/06/27162621.php 報告タイトルは”How Activists Connect Their Weak Ties? What is Their “Sense of Community”? : Anti-G8 protest as an Opportunity to Build Networks among Activists̶ […]
XVIII ISA World Congress of Sociology (13-19 July 2014)
XVIII ISA World Congress of Sociology in Yokohama (第18回ISA世界社会学会議)のアブストラクト募集がはじまりました。来年7月、横浜での開催になります。 http://www.isa-sociology.org/congress2014/ 私もJoint SessionのCo-organizerとして参加するつもりです。ちなみにセッションタイトルは「Organizing Change – Changing Organization: Social Movements and the Innovation of Organizational F […]
XXXIII Sunbelt Social Networks Conference of the International Network for Social Network Analysis (INSNA)
2013年5月25日(土)に、以下のワークショップで報告します。 XXXIII Sunbelt Social Networks Conference of the International Network for Social Network Analysis (INSNA) http://hamburg-sunbelt2013.org/ 報告タイトルは”Transition among Participants in Activists’ Networks: Focusing on Protest Events”です。活動家のネットワーク、キャリア、およ […]
三つの論文(など)が出版されました
先々月、先月、今月と、引き続き論文(&研究ノート)が出版されたので、お知らせです。 そのうちPublicationにもアップします。(そう言いつつ、前回のもまだやってないぞ。すみません。) ひとつは共著、もうふたつは修士論文を元にした単著です。 共著者と取材に御協力頂いた皆様に、心からのお礼を申し上げます。 つぎの出版は10月の予定です。 1)富永京子, 「社会運動のイベント性が生み出す運動参加――2008年北海道洞爺湖G8サミット抗議活動を事例として――」『ソシオロジ』ソシオロジ編輯室, 57巻3号, pp109-126, 2013. 2)富永京子・大澤傑, 「定期的な政治的機会の開放による […]
IOS- IASA 4th Joint Workshop and AsiaBarometer Workshop 2013
2013年3月1日(金)に、以下のワークショップで報告を行います。 IOS- IASA 4th Joint Workshop and AsiaBarometer Workshop 2013 “Understanding Changing Faces of Asian Societies”(March 1-2, 2013) http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/eng/news/news.php?id=20130206100509 報告タイトルは”The Burn-out, Retirement, and Suspension from S […]
Kyoko makes "ita" chocolates 3
山岡士郎と満賀道雄、どう考えても共通点のないふたりのキャラを題材とした「痛チョコ」を作り上げた富永とO氏。よりスマートに、よりシステマチックに、より愛をこめて!二人のマニュファクチュア(工場制手工業)は、まだまだ続く… 【この顔つきはどう見ても結婚(第47巻)後】 撮影が一段落したので、O氏もやってみています。連載が進行するにつれ顔と性格がコロコロ変わるという、ある意味現代女性の典型のような栗田ゆう子さん。私は二木まり子と恋のさや当てをしていた頃が一番好きでした。 【おいしくってオッシャレーッ(書き文字で)】 出来ました!栗田さんは髪の毛の色も明るいので、そのままホワイトチョ […]
ふたつの報告書が出版されました
今月は論文・報告書がふたつ出版されたので、お知らせです。 そのうちPublicationにもアップします。 どちらも共著です。 それぞれの共著者であるおふたりの先生方に、心からのお礼を申し上げます。 1)富永京子・樫田美雄,2013,「大学院生と国際学会報告・資金獲得・英語論文執筆に伴う困難――研究活動支援と学会の自己認識のために」『徳島大学社会科学研究』26号,53-66. (http://web.ias.tokushima-u.ac.jp/bulletin/soc/soc26-4.pdf) 2)富永京子・大澤傑, 2013, 「消費者運動としての医薬品アクセス運動――Oxfamと国境なき医 […]