学振の申請書を楽しく書こう (BOOK-OFF WRITES) Vol.1 ~プロローグ~

 「ハァ……。」 みなさま、いかがお過ごしでしょうか?   (写真:久々の企画でこんな顔からはじまってすみません。とみながです。)    今回は友人の大学教員・Kさんも一緒です。Kさんもとみながも悩んでいます。なぜ我々がこんなに悩んでいるのかというと…… (写真:Kさんの手元に注目。なにか書類を持っているようですが……)       突然ですが、みなさんは「日本学術振興会特別研究員」ってご存知でしょうか。 大学院に入って研究をしようとしても、研究って結構お金がかかります。たとえば、比較的お金のかからなそうな「文系」と呼ば […]

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学振の申請書を楽しく書こう(BOOK-OFF WRITES)Vol.2 ~買い出し編~

【前回のあらすじ(第一回はコチラ)】学振(日本学術振興会特別研究員)の申請書を書くコツをつかむため、「資金調達の達人」N先生に会いに行ったKさんととみなが。しかし、N先生はそもそも東京にいなかった。時間つぶしに入ったBOOK-OFFで、ふたりは「所持金1080円で本を買い込み、それを元に学振の申請書を書く」というトレーニングを思いつく…。 ルールは3つ。① 本の中身を見ない、② 合計1080円以内に必ず抑える、③ 今回は新書のみに限る! 大学、ワーキングプア、平和、寺……。いろんなワードが二人を惑わせます。 1時間経過し、ふたりともレジに急ぎました。喫茶店に戻って釣果報告をおこない […]

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『社会運動と若者』重版決定! & 出版記念イベント「若者の社会運動とサブカルチャー」 富永京子×鈴木謙介×阿部真大(6月19日(月)19時・大阪)

4月に刊行された『社会運動と若者』ですが、なんと重版決定だそうです。ありがたいことです。私の研究自体はとてつもなく地味なものですが、活動に参加している方々の日々の生活や運動に至るまでの経緯、日常の中での「政治」のありようが親しみやすく、魅力的に映っているからこそ手にとっていただけているのかなと思います。読み手の方にそういうことを少しでも伝えられていて、運動が身近に感じられていれば、本当に嬉しく感じます。 ジュンク堂書店さん、ナカニシヤ出版さんのウェブサイトでも公開されていますが、大阪・ジュンク堂本店で6月19日に『社会運動と若者』刊行記念イベントを開催します。ゲストは、先日「文化系トークラジオ […]

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「若者の政治参加と社会運動」シノドス国際社会動向研究所シンポジウム01  富永京子×橋本努×仁平典宏(5月20日(土)・東京)

近く「シノドス」Webサイトでも公開されると思いますが、東京・永田町で5月20日に『社会運動と若者』刊行記念イベントであり、理事として携わっているシノドス国際社会動向研究所のシンポジウムを開催します。先日、登壇者のお一人の橋本先生と打ち合わせをしましたが、オンライン空間とオフライン空間における「政治」の差異、2010年代における労働者イデオロギー、「中間層」としてのアイデンティティの現れ方など、すでに打ち合わせの時点で多様なトピックへと話が広がりました。当日も面白い内容になると思いますので、ぜひご参加下さい!! 「若者の政治参加と社会運動」シノドス国際社会動向研究所シンポジウム01 富永京子× […]

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『社会運動と若者』が刊行されました(+もう若くない私と「若者」たちとのこと)

 3月31日に、書き下ろし著書『社会運動と若者――日常と出来事を往還する政治』が刊行されました。 (Amazon:http://amzn.asia/b1B4Rt9 Honto: https://honto.jp/netstore/pd-book_28383510.html)  ※オンライン書店は一週間ほど発売が遅れるようです。  この本は、前著(『社会運動のサブカルチャー化』)からあまり間もなく刊行することになりました。私自身、まだ若いうちに…というか、若くなくなりつつある内に書いてみたかったのです。若いうちにでも、年取ってからでもなく、若くなくなりつつなるときだからこそ書けるもの […]

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『社会運動と若者――日常と出来事を往還する政治』「はじめに」「目次」そして「謝辞(の一部)」

 2017年3月31日に、ナカニシヤ出版さんより二冊目の著書『社会運動と若者――日常と出来事を往還する政治』(http://amzn.asia/iNY73q5)が刊行されます。「目次」「はじめに」、そして(一部で好評の?)謝辞のはじめだけ公開しています。クリックするとやや大きくなりますので、ブラウザを拡大するのが面倒な場合は、クリック→ブラウザの「戻る」→次のページをクリック、という感じで見ていただけるとありがたいです…面倒ですみません。 【はじめに】   【目次】 【謝辞(最初の1ページだけ)】

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富永ゼミグループ研究を経て(たまには富永から)

 3月7日から12日にわたって公開したふたつの研究、もとは立命館大学産業社会学部のゼミ大会と国際ゼミ研究交流会で報告したものでした。この「ゼミ大会」への参加は任意なのですが、富永ゼミ一期生となる学生さんの強い意欲から参加することになりました。私自身は彼らと週に一回しか会わないので、そのたび進捗を伺っていただけですけれども、随分長い時間議論をして取り組んでいたようで、TwitterやFacebookを通じて多くの反響があったことを嬉しく感じます。  二つの研究テーマに共通するものとして、少し学生さんにとって古い言葉を使うと「イデオロギー」に対する一定の距離感が共通してあるのかなと思います。もちろ […]

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Research Project by Tominaga Seminar 2016-2: Antipathy towards Politics: The Movement of # Get Out from Our Music” 3/3

In this article, we began to introduce the research by undergraduate students, “Antipathy towards Politics: The movement of # Get Out from Our Music” serially. Part.1 is in here and Part.2 is in here. 3.Political Speaking of Artists   To investigate Antipathy towards saying political opinion by cele […]

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Research Project by Tominaga Seminar 2016-2: Antipathy towards Politics: The Movement of # Get Out from Our Music” 2/3

  In this article, we began to introduce the research by undergraduate students, “Antipathy towards Politics: The movement of # Get Out from Our Music” serially. Part.1 is in here. 2. Antipathy towards Political Speaking   Why do Japanese people dislike that artists and musician says their political […]

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Research Project by Tominaga Seminar 2016-2: Antipathy towards Politics: The Movement of # Get Out from Our Music" 1/3

  In this article, we began to introduce the research by undergraduate students, “Antipathy towards Politics: The movement of # Get Out from Our Music” serially. We uploaded the Japanese version in advance in here . We conducted another project, “Why does nationalistic TV programs in Japan?&#8 […]

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