富永ゼミ一期生による2016年度グループ研究「日本礼讃番組はなぜ増加したのか」が、池田謙一編著『日本人は「変化」しているのか』第9章「ナショナリズム」(小林哲郎著)で引用されています。富永名義ではありますが、紛れもなく富永ゼミの学生による研究です。 このグループ研究は、もともと2016年度立命館大学産業社会学部の「ゼミ大会」「国際ゼミ研究交流会」で報告したもので、それを文章化したものを本ウェブサイトに掲載した所、SNSを中心に大きな反響があったという経緯がありました。研究は、過去の先行研究の蓄積の上に自分(たち)の知見を載せ、既存の理論なり分析視角を精緻化したり洗練させたり、といった営 […]
『社会運動と若者』合評会@立命館大阪いばらきキャンパス(2月19日)
なんと、『社会運動と若者』の合評会を大阪でもやっていただけることになりました。次回は、立命館大学大阪いばらきキャンパスでの開催となります。2月19日(月)16時30分から18時30分という、どっ昼間というほどではないですが平日夕方で、参加しづらい方もいらっしゃるかと思いますが、学生・院生・研究者・市民の皆様大歓迎ですので、ぜひぜひいらしてください。いばらきキャンパスはアクセスもよく、出来たばかりのきれいな校舎なので、そういった意味でもおすすめ(?)でございます。 コメンテーターは、高村学人先生(立命館大学政策科学部教授・御主著『アソシアシオンへの自由』『コモンズからの都市再生』)と長谷川貴 […]
卒論を終えて――踏み台として使っていただく嬉しさ
今学期も無事に(?)終わりました。いつもの講義に加えてゼミも持っているので、ゼミ生をはじめとした周囲の4回生が卒論を書く過程を見つつ、たまーに介入しつつ、という感じで過ごしていました。 そんな中で、ある受講生のFacebookの書き込みがとても印象的でした。 その学生さんは、海外のある地域における社会現象について研究していたのですが、それについて、日本語の非常にすぐれた博士論文がある、その研究にどうやっても太刀打ちすることができない。そういう情けなさを感じたことと、決して日本でよく知られているとは言えない社会現象に対してもこれほど長いこと検討を重ねている人がいる、そういった形で研究という […]
共同通信発信の記事を寄稿――祖母と私の「資源依存パースペクティブ」
共同通信社発信の「本の森」に寄稿しました。いくつかの地方紙に順次掲載されているということですので、帰省などの折に偶然見つけた人はぜひお伝え下さい。 記事はいちばん下に引用させてもらっていますが、彼女が倒れたのは2009年6月で、大学院に入学して(東京に引越して)まだ間もない時のことでした。倒れたとの報を聞き、北海道に帰って一週間ほど一緒に過ごしたときに、「もう長くない」という言葉を別の親族から聞きました。「もう長くない」という言葉は信じたくない状況ながらも、仮に「長くない」という言葉が真実であった場合どう行動するか、と考えた時に、学部生のときと同じように、自分の行ってきた珍しい場所や、学ん […]
Webサイトリニューアル中&今年やった(やってない)こと
Webサイトのサーバーを変更しました。それに伴い、レイアウトも管理者の方にリニューアルしてもらっています。私の方は、今年やったことを一覧にしてみています。というか、あまり「やってない」ので、「やってないこと」としたほうが適切でしょうか……。 リンクをクリックすると、それぞれに言及したサイト内(一部サイト外)の文章にとびます。各種フォーマットに転載する用を兼ねているので、ちょっと見にくいですがご容赦ください。 ■ 著書(単著) – 『社会運動と若者』ナカニシヤ出版,2017 → 『エコノミスト』(2017年5月)『西日本新聞』(2017年5月)『沖縄タイムス』(2017年8月)『下野 […]
社会運動の不幸を逓減させる――最近いただいたご書評によせて
『新社会学研究』に『社会運動のサブカルチャー化』、『図書新聞』に『社会運動と若者』のご書評をいただきました。また、今後『リヴァイアサン』『立命館大学産業社会論集』でご書評いただくということで、もうほんとに楽しみです。いずれも専門的な雑誌ではありますが、面白い記事がたくさんありますので、見かける機会があればぜひお手に取ってみてください。 今回書評してくださった評者の方はそれぞれ、栗田宣義先生(甲南大学)と松井隆志先生(武蔵大学)です。松井先生には院生時代、修士論文の執筆からずっとお世話になっており、栗田先生は「政治的社会化」研究や「社会運動の計量研究」の先駆者である偉大な先生ということもあり […]
12月に参上する書評会・研究会(12/6京都、12/16札幌)
12月はふたつの書評会・研究会でお話します。 『社会運動と若者』書評会 日時:2017年12月6日(水)12:15~14:15 会場:立命館大学衣笠キャンパス学而館研究会室3(学而館2F)(場所はこちらから) 12月6日(水)は、立命館大学衣笠キャンパスにて『社会運動と若者』の書評会を開催していただきます。政治学者(福祉国家研究)の加藤雅俊先生、社会学者(労働運動研究)の橋口昌治先生にコメントいただき、富永がリプライをするという内容です。豪華コメンテーターで、フロアのゲストも超豪華な予定ですので、平日のどっ昼間で恐縮ですがぜひともお越し頂ければ幸いです。事前予約も必要ありません。本をお持ちでな […]
博士論文の謝辞に書きたいもの①――私を自由にさせてくれる「ぷっちょ」はお守り
※今回はご報告ではありますが、研究と関係あるようなないような内容です。 平和中島財団の助成による招聘が無事完了したため、報告書を作成しました(こちらでは助成一覧のみ見られます)。2016年度なのですが、先方の都合で実際には2017年度の助成となりました。柔軟にご対応くださった平和中島財団の方々、執行と申請をサポートしてくださった立命館大学研究部の方々に厚くお礼申し上げます。 というわけで、この助成金でフィンランドからお越しになったTさんという研究者の方を夏の間、一ヶ月ほど京都にお迎えしていたのですが、彼と出会ったのは2014年の夏のことでした。実は、Tさんのパートナーの方も研究者で、彼女は […]
なぜ投票に行こうと言えなかったのか 「私が投票に行く理由」と社会運動の意義
朝日新聞2017/10/21朝刊(東京本社発行版)に「私が投票に行く理由」というインタビューが掲載されています(www.asahi.com/articles/DA3S13191995.html)。大阪本社発行版では見られないので少し残念だったのですが、この日はちょうど東京のホテルにいたので、実際の掲載紙を見ることができました。また、田村哲樹先生のウェブサイト(http://d.hatena.ne.jp/TamuraTetsuki/20171022/p1)でも言及していただいています。 お声がけいただいた記者の方とお話するのはとても面白く、お会いしてお話出来ただけでも価値ある時間でしたが(こう […]
オーストラリア・モナシュ大学セミナーに登壇(11/1)、日本社会学会@東大(11/4)
今月から来月にかけて一つのセミナーと二つの学会で報告します。 ・セミナー Monash Asia Institute (MAI) and Japanese Studies Centre (JSC) Special Public Seminar 01/11/2017, 11:30 am – 1:30 pm Kyoko Tominaga, “From Counterculture to Subculture: The Study of Social Movement in Japan after the 3.11 Disaster” (URLはコチラ) 1 […]