博士学位請求論文要旨が公開されました

東京大学大学院人文社会系研究科・文学部ウェブサイトにて、博士学位請求論文の要旨が公開されました。著書としての刊行は来年度となる予定です。 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/postgraduate/database/2014/52.html 私が大学院に進学して一番良かったと感じられた瞬間は、やはり博士論文の審査会だったと思います。あの時、研究にかかわって初めて、「この時間が終わらなければいいのに」と思いました。じつはその審査の数時間前に、現在奉職している大学からの一時選考通過の通知が来たこともあって、博論の審査会は忘れられない日です。

Continue Reading

『関西学院大学 先端研セミナー』にて登壇します

7月18日(土)に開催されます関西学院大学 先端社会研究所「2015年度第3回先端研セミナー」にてディスカッサントとして登壇します。 http://www.kwansei.ac.jp/i_asr/news/2015/news_20150703_011074.html 「食とグローバル化の社会学ーポスト“マクドナルド化”時代のフードスケープ」というテーマのもと、鈴木謙介准教授(関西学院大学)が報告される内容に対し、各ディスカッサントが政治学・社会学の分野からコメントするというものです。ライフスタイルと社会運動、グローバル化と社会運動を中心に研究を進めてまいりましたが、とくに「食」はライフスタイル […]

Continue Reading

夏の在外研究予定など

二件の研究助成に採択されました。この場にて厚く御礼申し上げます。夏は昨年に引き続きヨーロッパ・ツアーの予定です。(研究だけでなく、学務で訪問する地域もございますが…) – 富永京子「平等な政治参加を妨げる要因の研究――『理想的な政治』はつねに不平等」(公益財団法人 村田学術振興財団 平成27年度研究助成「研究者海外派遣援助」) – 富永京子「ICT(Information and Communication Technology)を用いた政治活動・社会運動に関する社会情報学的研究」(立命館大学 2015年度研究推進プログラム「若手助成」) また、8月より一ヶ […]

Continue Reading

夏の学会報告など

初夏から夏にかけての学会報告ですが、いまのところ3つの学会で行う予定です。 – ACAS/ACCS 2015 Conference 2015/5/28-6/1 (The Asian Conference on Asian Studies 2015/The Asian Conference on Cultural Studies 2015) http://iafor.org/archives/conference-programmes/ACCS_ACAS/acas-accs-2015.pdf 特別セッション”The Internet, Activism and Human […]

Continue Reading

いろいろ更新

今年度もよろしくお願いいたします。 新年度ということで、いろいろ変更しました。 「日本学術振興会 特別研究員」から「立命館大学産業社会学部 准教授」になりました。 また、博士号取得に伴い、「博士論文提出資格(Ph.D.Candidate)」から「博士(Ph.D.)」へと変更しました。本年度中に間に合うか分かりませんが、博士論文もいずれ出版する予定です。英語でも出版できればいいのですが…。 研究に関してですが、今後は「社会運動・市民活動」研究にとどまらず、生活の中の、一見政治的でない振る舞いがどう政治と結びついているか、ということを考えていきたいと思っていて、とくに最近は「観光」に興 […]

Continue Reading

新しい論文と記事

新しい論文が出版されました。また、台湾のニュースサイト『thinkingtaiwan.com(想想論壇)』の記事に引用されました。 藤田研二郎・富永京子・原田峻, 2014, 「社会運動の連携研究におけるモデル構築の試み――『戦略的連携――連携形成と社会運動』を手がかりに――」『書評ソシオロゴス』第10号. Van Dyke, Nella, and Holly J. McCammon, eds., 2010, “Strategic Alliance: Coalition Building and Social Movements” University of Minne […]

Continue Reading

Kyoko meets Hitsuji-san 1

毎年年の瀬に来ては人々を惑わせるもの、それが「年賀状の通信面」である。ある者は干支にちなんだイラストを、またある者は家族での写真を記載する――しかし、毎年作成するものである故、どうしてもネタ切れの瞬間はやってくる。富永もそうした「年賀状ネタ切れ」の危機に直面する一人であった。「もう過去(参考:「2013年 Kyoko meets Hebi-kun」https://kyokotominaga.com/kyoko-meets-hebi-kun/)にやったネタでいいけど、なんか新しいこともしたいしな」そう思いながら富永は、ひつじさんのきぐるみをかぶった。 【ご対面】 ダンボールに入ったひつじさん「シ […]

Continue Reading

kyoko meets Hitsuji-san 2

(いままでのあらすじ)年賀状撮影のためにひつじさんに扮して京都散歩をするとみなが。観光客の皆様と交流しつつも、「これじゃ前にやったのと同じだ。こんなのでいいのか」と思い始めていた。新年だし、もっといろいろやってみたい。そんななかひつじさんが思いついたのは…? 【この日の京都は暖かかったです】 町並みを堪能し、写真撮影もあらかた終えて、散歩していたひつじさん。そこで、ある看板を見かけました。 【「鴨川をどり」ってなんだろう?】 「鴨川をどり」の看板を見つけたひつじさん。写真を一緒に撮ってもらった住民の方いわく、春頃に行われる舞踊を中心とした行事なのだとか。ひつじさんの今住んでいるとこ […]

Continue Reading

Kyoko meets Hitsuji-san 3

(いままでのあらすじ)新年ということで、何か新しいことをはじめたくなったとみなが。年賀状撮影のため、ひつじさんに扮して京都を散歩しているうち、今住んでいる場所のご当地ソングで踊ってみたくなりました。早速友だちのO氏とご当地ソングを作ってみて専門家の武田先生にお見せしたところ、あんまりいい感触を得られませんでした。武田先生のアドバイスで、新民謡の歌詞を調べています。 【新民謡の歌詞は案外ネットにいっぱいありました】 いろいろ見ていくうちに、どうやら結構同じような歌詞があることに気づきました。ひつじさん、武田先生に聞いてみました。 「意外と同じような曲や歌詞が多いんですね」 「そうだね。作曲家の中 […]

Continue Reading

論文が刊行されました

論文が刊行されたので、お知らせです。 今回は英語と日本語の2本立てです。 1. 富永京子, 2014,「社会運動と『逮捕』――被逮捕者に対するまなざしを通じて」『年報社会学論集』第27号,関東社会学会, pp122-133. 2. Kyoko Tominaga, 2014, ”Social Movements and the Diffusion of Tactics and Repertoires: Activists’ Network in Anti-globalism Movement”, International Journal of Social, Management, […]

Continue Reading