いつの間にか一年間連載していた、書評サイト『ホンシェルジュ』の「マンガを社会学する」のスペシャル企画が更新されてました。あまり直接この連載について言及していただいたことはないのですが、直接お会いした方に「面白いですよ」「毎回読んでます」と言われるとニヤーとするような感じで、モチベーションをいただきながらゆるく続けております。そんなホンシェルジュの連載ですが、今回は富永ゼミとのコラボレーション企画として、ゼミ生との対談の中で「マンガを社会学」しています。 【前編】http://honcierge.jp/articles/interview/191 【後編】http://honcierge.jp/ […]
『週刊ダイヤモンド』11/5号拙著書評(と、稚拙なリプライ)
今週発売の『週刊ダイヤモンド』にて、作家・佐藤優氏による拙著『社会運動のサブカルチャー化』の書評が掲載されました。まさか、週刊ダイヤモンド!いいのか、週刊ダイヤモンド! オンライン版はこちら http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/18373 ですが、定期購読が必要なようなので、書店などで見かけた際にぜひお手にとってみてください。 内容は転載できないのですが、グローバル化に伴う社会の個人化・流動化の中で、運動は共通の敵や目標ではなく、こだわりやしきたりに基づき形成され、「同好の士」によってクラスター化される――という本書の主張にご賛同いただいた上で、「クラスター化 […]
国際社会入門スライド(第二回)
本日の「国際社会入門」でスライドをもう少しゆっくり見たいという声があったので、本日分の講義内容をアップロードします。以下のリンクから開いて、印刷してメモしたり、タブレットなどで閲覧してくだされば幸いです。 国際社会入門第二回スライド
著書が刊行されました(+雑感など)
平成27年度に、東京大学大学院人文社会系研究科に受理された博士学位請求論文が書籍化・刊行されました。 富永京子,2016『社会運動のサブカルチャー化――G8サミット抗議行動の経験分析』せりか書房.(Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/479670356X/ref=cm_sw_r_tw_awdo_x_m047xbTASJX43 Honto: http://honto.jp/netstore/pd-book_28109735.html) 2008年に行われた北海道洞爺湖G8サミット抗議行動に参加する人々への取材を元にしながら、とりわけ左派やリベラルといったような […]
セミナー、著書の発売日、学会報告予定
ご無沙汰してます。現在はライデン(オランダ)に客員研究員として来ておりまして、ちょうど滞在も折り返し地点です。今回は文化人類学の専攻でお世話になっているのですが、同じ社会運動でもこう見えるんだとディスカッションのたびに新鮮な感動があります。最近の研究関連としては、以下のような感じです。 1) セミナー(ライデン大学) 9月22日(木)に開催されるライデン大学のセミナーで喋ります。タイトルは “The End of Alternative World”ということで、日本における近年の社会運動の意思決定や組織形成といった「バックステージ」が、どのような意図のもとでおこなわれ […]
論文翻訳版、テレビ番組出演、資金獲得など
最近はゼミ生さんによるお知らせの方が多くなってしまっていますが、研究関連活動もやっています。 まず、韓国・中央大学(Chung-Ang University)社会学部のお取り計らいにより、韓国語翻訳版の論文が刊行されました。2013年に公刊した「社会運動における離脱の意味――脱退、燃え尽き、中断をもたらす運動参加者の人間関係認識――」の韓国語版です。実は、私は韓国語が全くわからないのですが、ご感想もいただき、嬉しい限りです。 また、(私としては珍しい)テレビ出演に関してです。7月30日深夜に放映される『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』(http://www4.nhk.or.jp/jirenm […]
富永ゼミ第11回:『日本人の考え方 世界の人の考え方』を読む(終)&ゼミ広報関連お知らせ
【7/14(木) 5限はオープンゼミナールですよっっ】※重要 連続更新になります!ゼミ生のハマサキです!! 蒸し暑くて毎日大変です…さすが京都…盆地の力は凄まじい… 7/7の第11回ゼミの模様をお伝えします^^ 『日本人の考え方 世界の人の考え方』は終章まで読み終えたので、改めて今までの議論を振り返りました。 あと、先生のアップしてくれたアンケートの中で結果が面白くなりそうなものをそれぞれが選んできて、それについて実際にその場でアンケートをとり意見を出し合いました! 一ヶ月ほどかけてこの本を読み進めていきましたが、今年出版されたばかりということもあってタイムリーな話題も多く、たくさんの新しい知 […]
富永ゼミ第10回:『日本人の考え方 世界の人の考え方』を読む(3)
更新が停滞しており申し訳ございませんでしたっっ!!!orz ゼミ生のハマサキです。テスト直前でヒーヒー言っております…。 さて、ずいぶんと時間が空いてしまいましたが、6/23分の第10会ゼミを振り返っていこうと思います! 第10回ゼミは、西園寺奨学金に選ばれたおっくんのお祝いからスタート! うちのゼミから西園寺出過ぎだよ…すごいです!!快挙!!! 「日本人の考え方 世界の人の考え方」3回目を行いました! 発表者はしんくんとゆい、コメントと司会はなおこでした。お疲れ様でした! 日本人の政治的関心や組織への信頼度、自国の誇りについて議論しました。日本人が不得意な分野の議論でしたが、みんな熱心に語り […]
富永ゼミ第8回&第9回:『日本人の考え方 世界の人の考え方』を読む(1)&(2)
こんにちは!また2回分同時更新になってしまいました・・・ゼミ生のハマサキです。 6月9日の第8回ゼミと6月16日の第9回ゼミをダイジェストで報告します! 第8回ゼミでは、『日本人の考え方 世界の人の考え方』の1章から3章の途中(3.3章)までを輪読しました。 世界価値観調査について、個人・生活観について、社会観について実際の調査データを基に、日本人と世界の人の考え方を比較していくという内容です。 今回、議論になったのは「そもそも価値観とは何か」「日本人はなぜアンケート等で『わからない』や『どちらともいえない』を選びやすいのか」「日本人はなぜ選挙に行かないのか」というような話題でした。 ベルギー […]
富永ゼミ第7回:『ソフト・パワー』を読む(2)
こんにちは、ゼミ生のハマサキです。 6月2日に富永ゼミ第7回授業が行われました。 今回は前回に引き続き『ソフト・パワー』の第4章の報告からスタート! 第4章のタイトルは「ソフト・パワーの活用」。現在のアメリカがいかにソフト・パワー(文化や政治的価値観、外交政策などの“その国や組織を魅力的にするもの”)の重要性を理解せず、軽視しているかということを中心に、ソフト・パワーの活用によって、アメリカが様々な国の視点を自国に取り入れ、単独主義の要素を減らすべきであるという筆者の意見に対し、クリティカルな意見が飛び交いました。 アメリカ大統領選挙についても議論は発展し、まだまだ討論する余地がありそうです。 […]