5月のお話と学会報告/4月にやったこと

こんなこと書いて誰得って感じなのですが、メモがわりに書いておきます。

⬛ウィーン大学日本学科 パブリックセミナー(5/7, URLはこちら
 - “Protest Tourism: Solidarity and Protest of Young Japanese in the Era of Individualization” というタイトルで、ここのところ研究している「社会運動ツーリズム」について講演します。「旅するアクティヴィストたち」については、summit-hopper, inter-continental caravan といった呼称があり、オルター・グローバリゼーション運動やオキュパイ・ムーブメントを通じて議論されてきた主題でもあります。日本やオーストラリアでもお話させていただいたのですが、ある種の本場?欧州であるオーストリアでどういう反応をいただけるのか、とても楽しみです。

⬛桐光学園中学校・高等学校「大学訪問授業」(5/9, URLはこちら
– 「社会運動に学ぶ、身近な『政治』へのかかわり方」という主題で講演します。もちろん生徒さん限定のセミナーですが、講演録として書籍化もされるそうです。それにしても、登壇者(私以外の……)がすごく豪華で、私が受講したいくらいです!!

⬛International Conference on Multicultural Democracy (May 10–13, 2018: URL)
– 「Institutionalization Changes the Movement Culture: The Case of Election Campaign Activists in Japan」というタイトルの報告をします。社会運動から選挙運動への移行によって、人々のモチベーションがどう変わるのかを明らかにします。どなたでも参加可能です。来週末はぜひ福岡に!

⬛日本選挙学会大会 ラウンドテーブル「研究におけるインタビューの技法と倫理」(5/12, URLはこちら
– 社会学・社会運動論研究の立場からお話します。学会ということもあり会員限定ですが、とても重要なことなので、ここで話したことは「調査法」と言わないまでも、きちんとどこかに書いておきたいなと思います。

⬛シノドス・ラウンジ(予定)

また、4月の仕事ですが、以下のとおりです。

⬛ コメント、朝日新聞4/6朝刊記事「主語は『私』デモの系譜――吉岡忍さんが見る ベ平連と官邸前抗議」(URLはこちら
– 1968年から50年ということで、ベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)と近年の社会運動の異同はなにか?という内容の記事で、吉岡忍さんが官邸前抗議の現場を歩く、という記事になっています。

⬛ 富永京子, 2018「カウンターカルチャーとしての旅――社会運動のツーリスティックな側面を通じて」『立命館言語文化研究』29巻3号
– 社会運動に携わっている人々が、シェアハウスやオキュパイスペースに携わりながらコミュニケーションをしたり、ライフスタイル運動をおこなう過程を論じています。まだオンライン公開はされていないようですが、興味のある方がおられましたらいつでもお送りします!(すこし時間かかるかもですが)

⬛ Webマガジン「Wezzy」特集「性を語ること」(URLはこちら
– 性を題材にした漫画、性を「語る」漫画ということで、吉田貴司『やれたかも委員会』岡田麿里・絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』近藤ようこ『HORIZON BLUE』の三作を紹介していますが、それぞれ全く異なる、でも鋭い視点で性を描いた漫画だと思います。

⬛ 藤野裕子さんpresents ツイキャス「真夜中の補講」(4/21)
こちらに書きました。「ヘタレ」なりに政治とかかわる、運動をやっていくにはどうすれば?若者の社会運動から学べることとは?といった主題についてお話しました。近くウェブメディアで、編集したものをご掲載いただく予定です。

毎日新聞大阪本社版の日曜朝刊「時事ウオッチ」(4/22)
こちらに書きました。他の先生方との持ち回りで隔月掲載になります。

⬛ 立命館大学大学院社会学研究科 インタビュー記事(URLはこちら
– 勤務先の広報サイトのインタビュー記事です。これまでの研究を丁寧にまとめていただいてまして、それもありがたいのですが、とにかく全体に豪華なつくりなのに驚きです。

⬛ 信濃毎日新聞4/25朝刊記事
– 長野県飯田市でおこなった講演「日本人の『政治ぎらい』と若者の社会運動」の抄録です。

⬛ 同人誌『生活の書評誌』インタビュー記事(雑誌URLはこちら
– いわゆる「社会を変える」ための活動は、社会運動、社会的企業、ボランティア、ソーシャルグッド、など色々なものがありますが、同じ目的を持っていても、当然ながらそれぞれに作法や規範の違いがある。その違いと、実践家の方いわく「分かりあえない感じ」はどこからくるのか?という問いに、力不足なりにお答えしました。

最近Twitterなどで報告して、総括もなくそのままになっているものも多いので、きちんと文字にまとめないと……

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