今年度の資金調達と最近の研究

 今年度の資金調達も一段落しました.2020年度は,以下のような感じの研究をやっています.

【本年度より新規】
・「エシカル・ツーリズムからみる新しい時代の観光に関する考察」江頭ホスピタリティ財団 研究開発助成金,2020年度,江頭ホスピタリティ財団,計83万円
・「国際的社会問題を可視化するプロセスとしてのエシカル・ツーリズ ムーー世界経済フォーラム年次会合に向かうサミット・ホッパーを事例として」村田学術振興財団 研究助成,2020年度,計83万円
・「政治に対する冷笑と無関心の戦後史- 若者文化におけるメディア・コミュニ ケーションの視点から」三菱財団 人文科学研究助成 一般助成,2020-2021年度,計110万円
・「社会運動を経験した若年層によるキャリア選択としての『自営業』」労働問題リサーチセンター 研究助成,2020-2021年度,計50万円
ほか学内助成3件

【前年度より継続】
・「1970年代における「若者」表象の研究 ――政治の季節と大衆消費社会のはざまで」サントリー文化財団 研究助成,2018-2019年度,サントリー文化財団,計140万円
・「社会運動における排除・周縁化のメカニズム――活動従事者の日常に注目して」科学研究費若手研究,2019年度-2022年度,科学研究費,計320万円


 研究に関しては,①社会運動従事者のツーリズムを基盤としたライフスタイル・ムーブメント,②1968年以後の「ハガキ職人」活動が生んだ政治への揶揄・冷笑・無関心 の二つの軸で進めています.

 いまのところの研究成果としては,以下の通りです.ようやくデータセットも出揃ってきたので,来年度はもっと色々出せるかなと思います……
 ①-1. 富永京子,2020「『社会運動する若者』はどのように存在しうるのか?
――消費社会に『対抗』し、『やり過ごし』、『利用する』主体の運動
」『社会文化研究』22号(依頼)
 ①-2. Kyoko Tominaga, 2020, “Protest Camps in International Context edited by Gavin Brown, Anna Feigenbaum, Fabian Frenzel” (Book Reviewですが)
 ①-3. 富永京子,2020「社会学の社会運動論――隣接領域との関連,研究対象との関係から」『新社会学研究』5号(依頼)
 ②-1. 富永京子「若者文化における政治への関心と冷笑――雑誌『ビックリハウス』を事例として」『年報社会学論集』33号(査読)

 また,これらの研究成果は,なるべく一般の方にも親しんでもらえるように,新聞連載やテレビ・ラジオ番組でも積極的に言及していこうと考えています.ご関心をお持ちいただける方は「富永京子のモジモジ系時評(朝日新聞東京本社版)」「関西時事ウオッチ(毎日新聞大阪本社版)」「モーニングCROSS(TOKYO MX)」「蓮見孝之のまとめて!土曜日(TBSラジオ)」などをチェックしていただけると嬉しく思います.

関連記事