Kyoko meets Uma-kun: backstage

※このページは「Kyoko meets Uma-kun」(https://kyokotominaga.com/kyoko-meets-xxxxxxx/)のメイキングです。まだご覧になられていない方は、本編を先にご覧になると二倍楽しめる!かも!?

さて、「Kyoko meets Uma-kun」、本編ではふたりのなれそめを明らかにしました。SDカードを取りに行ったり、映画を見ようとするも眠くなったり、大冒険を重ねたうまくんととみなが。このうち、最初に現れたうまくんととみながの出会いの写真は、年賀状に使わせて頂いたものです。

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【相変わらずのネタ画像ですみません】

しかし、この写真どうやって撮ったのか?と不思議に思われた方もいらっしゃるかと思います。このコーナーでは、ネタばらしというか、メイキングを主にやっていきたいと考えています。

というわけで、12月初旬、都内某所。富永に呼び出された友人・O氏は、ある部屋にたどり着く。そこにはダラダラしている富永がいた。傍らには、馬のフィギュア…。

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【うまくん候補】

「これなに?」

O氏が目にしたのは、ドイツのフィギュアメーカー・Schleich(http://www.schleich-s.com/en/US/)のフィギュア。精巧さが売りの逸品ですが、なぜここに…

「かわいくない?」

「いや、まあ…」

「戯れたいな。このフィギュアと」

確かに、『不思議の国のアリス』『一寸法師』は言うまでもありませんが、『南くんの恋人』『小っちゃいってことは便利だねっ』『トイ・ストーリー』…(トイ・ストーリーは違うか?)小さなキャラクターが大活躍する映画や童話、漫画は沢山あります。
でもとみなが、とみながが生きてるのはこの現実で、君は27歳のいい大人だよ?ついにとみなが、現実と虚構の区別がつかなくなったか?

「少し考えがあるんだ。出よう」

カメラを持ったO氏をいきなり外に連れ出すとみなが。

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【日当たりのよく、比較的人のいない場所を選びました】

東京都某所に位置する神社。なるべく人気のないところをさし、とみながはO氏にこう言った。

「あのへんでいくつか写真を撮ってくれないか」

「うん…」

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【東京の中心で、ポーズを取る】

「これでいいー?」

「いいよ!大きさ変えないでね!」

次々にポーズを取るとみながと、黙々と撮るO氏。

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【僕らはなってしまった。誰もがこうあってはならないという大人に。】

「OK。行こう」

いくつかのカットを撮影し、神社を去り、部屋に戻るとみながとO氏。

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【なんか散らかっててスイマセン】

さっそく、先ほど撮った写真をはがき大の紙に印刷します。うまくんと戯れるという話は一体どこへ?

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【自分で自分を切る】

さらに、出来た写真を切っています。いくつかポーズをかえて撮っているので、それに合わせて切っています。

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【下の落書きは…】

これで完成。いろんなポーズの小さいとみなが。下のは絵コンテなんでしょうが、ほとんど落書きです。

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【これで大体分かるでしょうか?】

小さいとみながとうまくんフィギュアを組み合わせて、色々動かしたりしています。これで何となくお分かりになったと思います。そう、紙になったとみながと立体のうまくんを戯れさせよう!という作戦です。

ただ、問題はカメラ。小さいものを大きく撮ろうとするには、普通のカメラではとてもピントが合いません。そこでとみながが出してきたのは…

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【特撮カメラ!】

とみながが手に持っているのは、『大人の科学』という雑誌のふろくとして付属している『特撮カメラ』(http://otonanokagaku.net/magazine/vol40/index.html)という代物。これは本当に素晴らしくて、小さいものを大きく映すことができるので、特撮のような映像を作ることが出来るんです。

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【撮影開始!…の前に】

紙とみながを接着するために、比較的はがれやすく、細い筆がついている化粧用ののりで安定させます。これを…

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【接着!】

これで、とみなががグラスの中に入っている場面(https://kyokotominaga.com/wp-content/uploads/2013/12/19d584d868a350f3da5dab892692dc331.jpg)をつくります。

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【とみなががとみながを撮る図。そしてとみながを撮るとみながを撮るO氏。】

まだうまくんをセッティングしていない状態でカメラテストしています。なるべく光が反射しすぎないように、O氏に照明の位置をずらしてもらってます。

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【照明といってもこんな感じ】

ただ、照明といってもかなり貧弱で、部屋のライトとデスク用のライト(LED電球をつけたもの)を使っています。「夕方」という設定なので、薄暗い感じで…と思いましたが無理があったでしょうか。

基本的には、とみながとうまくんが出てくるシーンはワンカットずつ、こうした感じ(切り取ったとみながを接着→うまくん設置→ライトの位置変更→撮影)で作っています。あまり「ネタバレ」という感じでもなく、想像もついたかと思われますが、なかなかおもしろくやっておりました。おもしろがってもらえれば、と思いましたが、いかがでしたでしょうか…うーん。ともかく、こんな感じでやっておりますよということで、本年もご挨拶させて頂けましたら誠に幸いです。

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【例によって英語バージョンも。今年も例によってダサ…いや…なんでもない】

ともかく、みなさんにとっての2014年が、楽しくて素敵な年になりますようにお祈り申し上げます!本年も、富永とこのホームページをどうかよろしくお願いいたします。

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