都内の某駐車場にて出会ったへびくん、富永、O氏。撮影場所も決まり、衣服のサイズ調整を終えた後、いよいよ彼らは撮影に向かう―――
正門を入り、記念すべき初写真をパシャリ。ややぎこちなさがみられるものの、さすがはへびくん。秋の銀杏に、緑の肢体が映える。
へびくんは関係者?無関係者?
建物内を見て回るへびくん。休日の屋内はやや閑散としており、へびくんの表情も心なしか憂いを帯びている。少年老い易く、学成り難し。
子供にも人気者のへびくん、駆け寄ってくるお子さんともダンスを踊ったり、写真撮影したり、高い高いをしようとして失敗するなどサービス満点。気ぐるみ動物にあるまじき自己主張の強さを発揮し「へびくんだよ~」と自己紹介をするやいなや、お子さんの保護者とみられる方々から「あ、ヘビなんだ…」という声が聴こえる。とはいえ、そこはへびくんの心の強さ。アイデンティティも揺らぐことなく撮影が進む。
お子さんと撮影中、その妹さんとおぼしきお子さんにダッシュで逃げられる。当然ながら、必ずしもすべてのお子さんがへびくんを受け入れてくれたわけではないのだ。オールマイティにモテることの難しさを実感する。
本来ならずっとへびくんに徹するべきなのだろうが、まだ慣れていないため、インターバルを挟んでの撮影。頭部を脱ぐとお子さんも寄ってこなくなる。なんだかんだ言いつつも、世の中見た目が第一なのかもしれない。
気を取り直して、安田講堂へ。この頃になると周囲の注目にも慣れ、すすんでポージングを行うようになる。とはいえ、やはりアカデミックな雰囲気に気圧されているのか、ここでは落ち着いた表情を見せる。陰影もいいですね。
黒子に徹していたO氏、「俺も被ってみたい!」と主張し始めるため、バトンタッチ。法文二号館を背にしてややカトキ立ちっぽいポーズ(※参考URL: http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C8%A5%AD%CE%A9%A4%C1)で撮影、ターンAガンダムも顔負けのアヴァンギャルドさ。長身とスーツにへびくんがよく映える。映画館でよくみる「STOP!映画泥棒」のアレに似ていると思うのは私だけ?