なんかわりあい長期の連載になってしまっています。ケーキのデコレーションを説明するだけなのに約1ヶ月、いつのまにやら街も秋の足音が聞こえてくるやらこないやら、でもここだけはまだまだ夏なわけで、ともかく、とみながのケーキ作り第4回目です。
リアル感を出すために、流氷となる氷砂糖を投入。しかしベースの氷は水色なので、なんだかちぐはぐさを増す結果に…
タピオカも茹で上がったので、水からあげてみました。真珠みたいな感じで盛り付けようと思っていたのですが、うーんこの…ともかく、海の中に入れてみましょう。
早速入れてみましたが、なんていうんですかね…ちょっとリアル系に寄りすぎてしまった気がします。これはこれでアリかもしれませんが、ちょっと今回はファンシーに行きたいので、一旦入れてみてまた取り除きました。
そうこうしているうちに、側面のチョコレートが固まってきたので重ねがけします。
これで永久凍土化完了、南極に少しは近づいたといえるのではないでしょうか。え、近づいてない?心の目でよく見てみて。近づいたって言うまで聞くから。
デザインイメージとは合ってますよね。どうぶつはかわいいし、海はとうめいでプルプルしているし、流氷みたいなのも浮いてるし…でもなんだろうこの不安感。
ケーキが一段落したので、ホワイトチョコで円をぐるぐる書きます。大体予想がついてきたとおもいますが、ロゴを書くプレートを作っているのです。薄く円状に伸ばしたあと、すこし冷蔵庫で冷却します。
冷やしている最中、O氏がミルクティーを買ってきてくれました。タピオカを入れて、タピオカミルクティーに。
昔、漫画の『味いちもんめ』で、食材はそれに合った調理法こそを用いるべきだと親方に説教されるシーンがあったと思うのですが、今ならそれがちょっと分かる気がします。タピオカミルクティーおいしいです。アガーに入れてもおいしかったかもしれないけど、タピオカミルクティーで正解だったと今は思うんです。
早速ロゴを書きます。先日作った「痛チョコ」のようにクッキングペーパーに書くのではなく、今回はプレートに直接デコペンで書いています。あまり複雑な図柄でないのと、立体感を出したほうが良いかなと思ったため。こちらのほうが時間もかかりません。
やや目立ちにくいので、赤のペンでふちどり。
「これ何?」「ドイツで」「ああそう…」
もう突っ込む気持ちにもなれませんが、この商品はDr.Oetker社の「Zucker Schrift(http://www.oetker.de/unsere-produkte/dekorieren/zuckerschrift-4-farben.html)」という商品です。青、黄、緑、赤の四色で、見ての通りちょっと透け感があり、発色が良いのが特徴です。フルーツの味などがついているわけではなく、いずれも同じ味です。
どうでもいいのですが、富永は海外出張があるたびにお菓子の材料とグリーティングカードを買ってくることが多いです。日本に帰ってから「そんなにお菓子も作んないしカード贈る友達もいないじゃん…」とドン引きすることもたびたびです。
…ちょっと悲しくなってきたので先いきましょうか。
こちらも、デコペンを使っているのでもう一度冷やします。十分冷えたら台紙(というかサランラップ)からはがし、ケーキにのせます。
(気になるお味は…?次号、感動の最終回。つづく!)