山岡士郎と満賀道雄、どう考えても共通点のないふたりのキャラを題材とした「痛チョコ」を作り上げた富永とO氏。よりスマートに、よりシステマチックに、より愛をこめて!二人のマニュファクチュア(工場制手工業)は、まだまだ続く…
【この顔つきはどう見ても結婚(第47巻)後】
撮影が一段落したので、O氏もやってみています。連載が進行するにつれ顔と性格がコロコロ変わるという、ある意味現代女性の典型のような栗田ゆう子さん。私は二木まり子と恋のさや当てをしていた頃が一番好きでした。
【おいしくってオッシャレーッ(書き文字で)】
出来ました!栗田さんは髪の毛の色も明るいので、そのままホワイトチョコをかけています。
ところで、皆さんご存知かと思いますが、山岡と栗田さんが究極のメニュー担当になるきっかけは、大原社主が文化部全員に出した「豆腐と水それぞれ3つを用意して、どれが同じ産地のものかを当てる」というテストでした。それを当てたのが山岡と栗田さんだけだったというエピソードなのですが、3つずつなら当てずっぽうでも当たるのではないか、というのが、わたくし20年来の疑問です。
…どうでもいいですね。
【待てあわてるな】
例の「アイツ」も登場です。ジャーンジャーン。
【ここでは灰原にしましたが、朱美さんが好きです】
下絵書きも並行。まさかの『ナニワ金融道』です。富永さん、キャラクターはいいけど、背景に書いてある文字は入れないで下さいね!一応これバレンタインチョコだからね!
【あのうちわも完全再現】
出来ました。あのフワフワしたうちわも完全再現です。ちなみに大きさなのですが、これはやや縦に長くて、12cmくらい。
【共通性に欠ける】
この時点で2時間くらい経過しています。それで4つ完成しているので、作成時間はひとつにつき30分くらいではないでしょうか。しかしまあよくわからんラインナップですな。
【チャッポーン】
1巻表紙の劉備です。黄巾族にびっくりしたり、お茶買ってきて母上に怒られたりしているあたりですね。残念なことに、ちょっと目のハイライトを失敗してしまいました。富永のおろかもの!おろかもの!
というわけで、大概の漫画は目を一番細かく描いているので、目のハイライトから描き始めるとうまくいくかもしれません。
【余ったチョコをかける】
工程を見ていると何となくおわかりかと思うのですが、かなりこのチョコレートは薄く作られています。せっかくなので、余ったチョコレートを使って補強します。もちろん、ホワイトチョコが完全に固まってからチョコレートをかけます。
ここもまた、一気にかけてしまっても問題ありません。ただ、はみ出さないように注意!
できあがり~。
灰原なのですが、急いで作ってしまったため、少し輪郭のビターチョコが溶けてしまって、少し顔が怖くなっています。作り慣れても、あせらず、いそがず、慎重に!
【メイキングはおわり。しかし、まだつづきが…】