2020年度大学院ゼミ(立命館・京都)

 2020年度大学院ゼミ(富永)はジャーナルクラブ形式で行う予定です。
 英語査読付ジャーナルへの投稿を中心とする参加者の今後の研究活動のために、以下のような内容で執り行っていきます。☆ジャーナルクラブの日本語での説明は、九州大学岡本剛先生のサイト(https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~okamoto/lab-jc.html )などが勉強になります!

 基本的には「自分の(そして他の参加者の)研究に関連する論文・および論文誌・学問分野における最新潮流」の紹介を行う、というのが目的となります。富永も含め、国際査読付ジャーナルへの投稿を行う予定のある、社会運動および隣接領域を研究する方を参加者・報告者として想定していますが、国内誌を中心に投稿する方や修士論文・博士論文を執筆中の方も参加可能です。
 基本的には京都市内で開催しますが、新型コロナウイルスの影響もあるため4月中はZoom, Skypeなどのオンライン会議システムで行う予定です。開催曜日・開催時間は参加者間で調整しますが、90分を目安に考えています。

 各週、発表担当者一人が、論文1本の紹介と近々アウトプットする内容(こちらは国内学会・国際会議報告、論文投稿等アカデミックなものであれば何でも問題ありません)の発表を行います。

【今のところ考えている進め方】
 雑誌・論文に関しては、Google Scholarなどで検索して最も自分の問題意識に近いものを探すということになるかと思いますが、社会運動関連に関して広く検討してみたい場合、Mobilization, Social Movement Studies, Interface などでタイトル・アブストラクトを検討しながら探してもらえると良いかと思います。ジェンダー論や障害学、情報社会学、観光学、日本学などのジャーナルで、社会運動・集合行動に言及しているものであってももちろん問題ありません。
 人文社会科学系の研究は必ずしも英語が全てではありませんが、基本的には英語で書かれた査読付の論文、また今回はいわゆる「古典」ではなく、公刊20年以内(2000年以降)の研究を対象にいまのところやってみたいと思います。報告スタイルはレジュメ・パワーポイント等お任せします。報告言語は英語・日本語、どちらでも問いません。

 論文誌の各領域における性格や概要(研究領域の性格上、必ずしもIFなどで示す必要はありません)、Abstract, Introduction, Previous Research, Method, Data and Results, Discussion and Conclusion の各点について説明し、論文を選定した理由、自分の研究と関連がある理由を述べた上で、紹介した論文の真似したい点、改善すべき点といった感想をまとめるといった形でまずはやってみる予定です。
 アウトプットする内容に関しては、論文の紹介と関連して、研究内容について口頭で説明する、といった形にしたいと思います(実際にやってみて、時間配分などを見ながら、こちらの部分のボリュームについては検討していきます)。

【最近読んだ論文】
4/7
論文:Andrea Rigon, 2015, “Unequal Power Relations in the Governance of the World Social Forum Process: an Analysis of the Practices of the Nairobi Forum”, Interface 7 (2): 75 – 97.
担当:富永

4/14
学振ピアレビューフェスタ

4/21
論文:Coe, Anna-Britt, and Linda Sandberg, 2019, “Gender Beliefs as a Dimension of Tactical Choice: The ‘Take Back the Night’ March in Sweden”, Social Movement Studies 18(5): 622-38.
Cunningham, Kathleen Gallagher, Marianne Dahl, and Anne Fruge, 2017, “Strategies of Resistance: Diversification and Diffusion”, American Journal of Political Science 61(3): 591-605.
担当:寺下

4/28
論文:Toft Alex, 2020, “Identity Management and Community Belonging: The Coming Out Careers of Young Disabled LGBT+ Persons”, Sexuality & Culture 2020
(関連して、Egner, Justine E., 2019, “Hegemonic or Queer?: A Comparative Analysis of Five LGBTQIA/Disability Intersectional Social Movement Organizations”, Humanity & Society 43(2): 140-178.
担当:欧陽

5/5
ゴールデンウィークでお休み

5/12
論文:Elizabeth Williamson, 2011, “The Magic of Multiple Emotions: An Examination of Shifts in Emotional Intensity During the Reclaiming Movement’s Recruiting/Training Events and Events Reattendance”, Sociological Forum, 26(1): 45-70.
担当:楊

5/19
論文:Dilette, Alana K, Stefanie Benjamin, and Chelsea Carpenter, 2018, “Tweeting the Black Travel Experience: Social Media Counternarrative Stories as Innovative Insight on #TravelingWhileBlack,” Journal of Travel Research, 58(8): 1357-1732.
担当:遠藤

5/26
論文:Mostafanezhad, M., 2013, “‘Getting in Touch with your Inner Angelina’: celebrity humanitarianism and the cultural politics of gendered generosity in volunteer tourism” Third world quarterly, 34(3), 485-499.
担当:佐久真

6/2
論文:Saifuddin Ahmed, Kokil Jaidka and Jaeho Cho, 2016, “Tweeting India’s Nirbhaya protest: a study of emotional dynamics in an online social movement,” Social Movement Studies, 16:(4), pp.447-465.
担当:楊

6/9
論文:Carey, Allison, Pamela Block, and Richard K. Scotch, 2019, “Sometimes Allies: Patent-Led Disability Orgaization and Social Movements,” Disability Studies Quarterly, 39(1).
担当:伊東

6/16
論文:Gerlak, Andrea K, 2015, “Resistance and Reform: Transboundary Water Governance in the Colorado River Delta,” Review of Policy Research 32(1): 100–123.
担当:寺下

6/23
Raoul V. Bianchi, 2009, “The ‘Critical Turn’ in Tourism Studies: A Radical Critique,” Tourism Geographies 11 (4): 484-504.
担当:富永

6/30
富永の日程調整ミスによりおやすみ

7/7
修士論文強化ウィーク(担当:陳)

7/14
修士論文強化ウィーク(担当:HAN)

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