Kyoko makes sweet cake 5

急に涼しくなりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか? さて、Kyoko makes sweet cake もようやく最終回です。富永もケーキやお菓子を人並みに作ってきたとはいえ、今回の「すごいケーキ」作りは初めての体験でした。何もないところから、どのように材料を調達し、どのような手順で理想通りのケーキを組み立てるのか、というところは、論文作りにも少し似ているような気がします。 すみません、かっこつけすぎました。でも半分くらい本気でそう思ってますよ。ともかく、とみながのケーキ作り、色んなことがありましたねえ。 【こんなことも…】 【あんなことも…】 【あったよね&#82 […]

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Kyoko makes sweet cake 4

 なんかわりあい長期の連載になってしまっています。ケーキのデコレーションを説明するだけなのに約1ヶ月、いつのまにやら街も秋の足音が聞こえてくるやらこないやら、でもここだけはまだまだ夏なわけで、ともかく、とみながのケーキ作り第4回目です。 【氷砂糖、投入】  リアル感を出すために、流氷となる氷砂糖を投入。しかしベースの氷は水色なので、なんだかちぐはぐさを増す結果に… 【久々のタピオカさん】  タピオカも茹で上がったので、水からあげてみました。真珠みたいな感じで盛り付けようと思っていたのですが、うーんこの…ともかく、海の中に入れてみましょう。 【ぎょ、魚卵?】  早速入れて […]

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Kyoko makes sweet cake 3

2013年夏――狭苦しい都会で窮屈していたある女がいた。その女が広い世界の夢を見ようと着手したのは、まさかのケーキ作りであった。それはどう見ても素人のケーキ作りでしかなかった。しかし女の目には確かに、ケーキを通じて、欧州のかわいた夏の風、涼しげな南極の風景が広がっていたのだ。  「南極ケーキ」(仮名)を作るために、ブルーキュラソーとアガーで海を、そして青いアイシングで氷を作った富永。さて、つぎはどうする? 【チョコレートを溶かす】  前回は、ケーキの上部に青いアイシングを塗っていました。今回はホワイトチョコレートを溶かします。これをどうするかというと… 【塗る!】  サイドに塗りま […]

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Kyoko makes sweet cake 2

 8月某日、都内某所。そこには、夏休みにもかかわらずどこにも行けない一人の女の姿があった。欧米気分を味わうために、砂糖たっぷり、カラフルな「すごいケーキ」を作ろうと精を出す富永。完成形が見えなさ過ぎて危なっかしいことこの上なし!  「南極ケーキ」(仮名。もうこの時点で欧米じゃないじゃん…)を作るために、アガーとブルーキュラソーで海の部分を作った富永。つぎは、氷の部分を作ります。 【左からアイシング用砂糖、ホワイトチョコレート、生クリーム】  基本的には、この上にぷるぷるした海を乗っけるわけですから、冷えると固まるもののほうがいいわけです。そう考えると、生クリームは少し難しいかもしれ […]

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Kyoko makes sweet cake 1

 毎年8月にやってきては日本人児童を困らせるもの、それが「夏休みの自由研究」である。ある者はアサガオの観察を、ある者は手作りのオブジェを先生に提出する――しかし、毎年作成するものであるが故、どうしてもネタ切れの瞬間はやってくる。  富永ももう26歳、夏休みの自由研究から開放され14年と数ヶ月。もうそんなことにわずらわされず、楽しい夏を過ごすはずだった。  時期を同じくして、8月初旬、都内某所。富永に呼び出された友人・O氏は、ある部屋にたどり着く。そこにはダラダラしている富永がいた。  【暇だよね】  「なんかさ、暇だよね」  「なんで?」  「…どこにも行ってないからだと思うんだよ […]

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Kyoko makes "ita" chocolates: Archives

 ――あれから半年の時が経った。今や、とみながのサイトは「カンファレンスでの報告を告知しますよサイト」に成り下がっている。  それはもちろん、大学院生として、若手研究者(の卵)として、真っ当と言えることだろう。しかし、人からあの言葉を投げかけられるたびに、とみながは苦しんでもいた。  「痛チョコの特集で『まだつづきが…』って文言がありますけど、次いつ更新されるんですか?」  忘れていた訳ではない。分かってはいた。ただ、春になり、夏になるにつれ、チョコレートは溶けるものだ。気温が高くなるにつれて、「もう手遅れじゃないか…」と思う時もあった。  しかし、だ。溶けたチョコレー […]

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Kyoko makes "ita" chocolates 3

 山岡士郎と満賀道雄、どう考えても共通点のないふたりのキャラを題材とした「痛チョコ」を作り上げた富永とO氏。よりスマートに、よりシステマチックに、より愛をこめて!二人のマニュファクチュア(工場制手工業)は、まだまだ続く… 【この顔つきはどう見ても結婚(第47巻)後】  撮影が一段落したので、O氏もやってみています。連載が進行するにつれ顔と性格がコロコロ変わるという、ある意味現代女性の典型のような栗田ゆう子さん。私は二木まり子と恋のさや当てをしていた頃が一番好きでした。 【おいしくってオッシャレーッ(書き文字で)】  出来ました!栗田さんは髪の毛の色も明るいので、そのままホワイトチョ […]

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Kyoko makes "ita"chocolates

 毎年2月に来ては日本人女性を困らせるもの、それが「バレンタインデー」である。ある者は高級チョコレートを、ある者は手作りチョコを意中の男性にお贈りする――しかし、毎年お渡しするものであるが故、どうしてもネタ切れの瞬間はやってくる。  富永もそうした「チョコレートネタ切れ」の危機に直面する日本人の一人であった。ましてや富永も26歳、干支ふたまわりと2年。思春期からチョコレートを贈り始めたとしても、そろそろレパートリーが尽きてくるころである。そんなとき、富永が出会ったのはあるひとつのレシピであった。 時期を同じくして、2月初旬、都内某所。富永に呼び出された友人・O氏は、ある部屋にたどり着く。そこに […]

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Kyoko makes "ita"chocolates 2

 2月某日、都内某所。そこには「日本人女性のバレンタインデー疲れ」に立ち向かうべく闘う、ある女の姿があった。バレンタイン・プレゼント・レパートリーの硬直化を防ぐべく、痛チョコ作りに精を出す富永。この闘い、吉と出るか凶と出るか―― 【雰囲気出てませんか?】  山岡と同じように、満賀も色付けします。ちなみに、この後もいくつか同時並行で作っているのですが、2つ並行して作るのが一番効率がいい気がします。もちろん、キャラの複雑さや冷蔵庫の大きさにもよると思いますが。 【まんべんなくのばす】  ここでは白と黒二色で作っているので、ビターチョコで塗った部分が乾いたら、そのままホワイトチョコを全体にかけます。 […]

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Kyoko meets Hebi-kun 4

 もはや旧正月になってしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。えっ、今年の干支忘れちゃった?忘れるにはまだ早い早い!ということで、約一ヶ月以上にわたる沈黙を破り、Kyoko meets Hebi-kunの最終回です。 【覚えてくれてた?】  思えば、もう2013年も12分の1が終わってしまいました。富永もへびくんとの想い出に浸るばかりではいられず、あのぬくもりも忘れかけていたというのが正直な所かもしれません…。 【あんなことも】 【こんなことも】 【あったよね…】  さて、前回までは筆者とへびくんの出会いについて記しましたが、これもすべて年賀状作成のため。ここ […]

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