富永ゼミ成果まとめ(2016年度-2017年度、第一期生)

2016年度-2017年度富永ゼミ(一期生)の成果をまとめました。 【卒業論文】※そのうち、余裕があれば要約などを載せてもらうかも…… – 『コンテンツツーリズムによって満たされる心理的欲求とは――人々は聖地巡礼に何を求めているのか』 – 『若者たちの住まいのあり方―社会の仕組みから抜け落ちた彼らの行く末―』 – 『日本の芸術文化に対する意識について-シンガポールの芸術教育と芸術文化政策との比較から-』 – 『現代社会の観光における真正性』 – 『個人と国家に関する試論――個人の自由の限界点を探る――』 – 『日本の危険地 […]

Continue Reading

富永ゼミの研究成果を引用いただきました

   富永ゼミ一期生による2016年度グループ研究「日本礼讃番組はなぜ増加したのか」が、池田謙一編著『日本人は「変化」しているのか』第9章「ナショナリズム」(小林哲郎著)で引用されています。富永名義ではありますが、紛れもなく富永ゼミの学生による研究です。  このグループ研究は、もともと2016年度立命館大学産業社会学部の「ゼミ大会」「国際ゼミ研究交流会」で報告したもので、それを文章化したものを本ウェブサイトに掲載した所、SNSを中心に大きな反響があったという経緯がありました。研究は、過去の先行研究の蓄積の上に自分(たち)の知見を載せ、既存の理論なり分析視角を精緻化したり洗練させたり、といった営 […]

Continue Reading

『社会運動と若者』合評会@立命館大阪いばらきキャンパス(2月19日)

 なんと、『社会運動と若者』の合評会を大阪でもやっていただけることになりました。次回は、立命館大学大阪いばらきキャンパスでの開催となります。2月19日(月)16時30分から18時30分という、どっ昼間というほどではないですが平日夕方で、参加しづらい方もいらっしゃるかと思いますが、学生・院生・研究者・市民の皆様大歓迎ですので、ぜひぜひいらしてください。いばらきキャンパスはアクセスもよく、出来たばかりのきれいな校舎なので、そういった意味でもおすすめ(?)でございます。  コメンテーターは、高村学人先生(立命館大学政策科学部教授・御主著『アソシアシオンへの自由』『コモンズからの都市再生』)と長谷川貴 […]

Continue Reading

博士論文の謝辞に書きたいもの①――私を自由にさせてくれる「ぷっちょ」はお守り

※今回はご報告ではありますが、研究と関係あるようなないような内容です。  平和中島財団の助成による招聘が無事完了したため、報告書を作成しました(こちらでは助成一覧のみ見られます)。2016年度なのですが、先方の都合で実際には2017年度の助成となりました。柔軟にご対応くださった平和中島財団の方々、執行と申請をサポートしてくださった立命館大学研究部の方々に厚くお礼申し上げます。  というわけで、この助成金でフィンランドからお越しになったTさんという研究者の方を夏の間、一ヶ月ほど京都にお迎えしていたのですが、彼と出会ったのは2014年の夏のことでした。実は、Tさんのパートナーの方も研究者で、彼女は […]

Continue Reading

頓挫した「ハガキ職人」研究:19年前からの友人、とがわKさんによせて

※今回はあまり研究・教育に関係のない個人的な更新です。  ウェブサイト「ファミ通.com」の「コンピュータ町内会」というウェブサイトで、富永の名前が言及されています。これは、ゲーム雑誌『週刊ファミ通』の読者コーナーのオンライン版なのですが、この読者コーナーの常連投稿者として19年間活躍された「とがわKさん」という方が引退されるということで、引退インタビューが掲載されています。徹頭徹尾意味不明な上、なぜか富永の名前まで出てきます。なんで富永が関係あるかというと説明しづらいのですが…。  実は私がずっとやりたくてやっていなかったこととして、「ハガキ職人」研究があります。そのきっかけは、 […]

Continue Reading

学振の申請書を楽しく書こう (BOOK-OFF WRITES) Vol.1 ~プロローグ~

 「ハァ……。」 みなさま、いかがお過ごしでしょうか?   (写真:久々の企画でこんな顔からはじまってすみません。とみながです。)    今回は友人の大学教員・Kさんも一緒です。Kさんもとみながも悩んでいます。なぜ我々がこんなに悩んでいるのかというと…… (写真:Kさんの手元に注目。なにか書類を持っているようですが……)       突然ですが、みなさんは「日本学術振興会特別研究員」ってご存知でしょうか。 大学院に入って研究をしようとしても、研究って結構お金がかかります。たとえば、比較的お金のかからなそうな「文系」と呼ば […]

Continue Reading

学振の申請書を楽しく書こう(BOOK-OFF WRITES)Vol.2 ~買い出し編~

【前回のあらすじ(第一回はコチラ)】学振(日本学術振興会特別研究員)の申請書を書くコツをつかむため、「資金調達の達人」N先生に会いに行ったKさんととみなが。しかし、N先生はそもそも東京にいなかった。時間つぶしに入ったBOOK-OFFで、ふたりは「所持金1080円で本を買い込み、それを元に学振の申請書を書く」というトレーニングを思いつく…。 ルールは3つ。① 本の中身を見ない、② 合計1080円以内に必ず抑える、③ 今回は新書のみに限る! 大学、ワーキングプア、平和、寺……。いろんなワードが二人を惑わせます。 1時間経過し、ふたりともレジに急ぎました。喫茶店に戻って釣果報告をおこない […]

Continue Reading

「無能なだけの不毛な研究者」

本当はいただいた書評へのリプライや英語論文の刊行など、色々書かなきゃいけないことがあるのですが、先日、ちょっと嬉しいことがあったので、それについて(本年度のちょっとしたまとめも兼ねて)書きます。 Webに掲載されていた、私の初著刊行記念インタビュー(https://honcierge.jp/articles/interview/211)を読んで、いままで社会人としてずっとやってきたけれど、これまでを振り返り、新しい挑戦として、社会人院生として大学院を受験することにしました。といった内容のメールを、見ず知らずの社会人の方からいただきました。自分よりずっと年長の人の背中を後押しすることになるなんて […]

Continue Reading

夏の登壇予定と海外での研究

今年の夏は、学会報告は一件だけですが、トークと小さいセミナーの機会をいただいています。2016年6月4・5日に開催される『第64回関東社会学会大会』(於上智大学)にて、「若者と政治―若者による運動に内在する「対抗性」と「下位性」の変容―」というテーマで研究報告します。1960年代研究との比較の元、近年の社会運動参加について論じられればいいなと思っています。 また、7月8日(金)18:30より、立命館大学衣笠キャンパスにて小熊英二監督作品『首相官邸の前で』の上映会と、小熊英二教授・上野千鶴子教授とのトークに登壇します。京都ではあまり上映される機会も多くない作品ですので、ぜひご参加いただけますと幸 […]

Continue Reading