2021年度大学院ゼミ(いまのところオンライン)

 2021年度大学院ゼミ(富永)は2020年度に引き続きジャーナルクラブ形式で行う予定です。いまのところ、ポスドク〜M1の方が10名弱くらい参加されてます。 英語査読付ジャーナルへの投稿を中心とする参加者の今後の研究活動のために、以下のような内容で行っていきます。☆ジャーナルクラブの日本語での説明は、九州大学岡本剛先生のサイト(https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~okamoto/lab-jc.html )などが勉強になりました!  基本的には「自分の(そして他の参加者の)研究に関連する論文・および論文誌・学問分野における最新潮流」の紹介を行う、というのが目的と […]

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定例オンライン読書会・最近の社会運動に関する単著も共著もとりあえず読む・2021年

 2020年に引き続き、ペースは落ちますが読書会を開催する予定です。Zoomでやったのが予想外によかったので、今後もZoomでやっていく予定です。 ・目的 社会運動論の最新動向を日本語で知るという目的ですが、実際の活動に携わられている方、実践対象としてであれ研究対象としてであれ社会運動が気になるという方と、「勉強」から入る社会運動、みたいなことをやってみたいなと思っています。いずれにせよ、みんなでワイワイ本を読むといつも楽しいから今回もやろうというところです。 ・開催日・開催時間・開催期間 昨年は参加者同士で予定を合わせてやりました。夜開催が多かったです。 参加希望の方は、nomikaishi […]

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「いじめられたから見返そうと頑張る」には無理がある(Interfaceに論文掲載)

 社会運動の専門誌Interfaceに論文が掲載されました(こちらから読めます)。国際誌への掲載としては、2017年に刊行された前回の論文から随分時間が経ってしまいました。内容は「社会運動の旅(Protest Journey)」に関するものですが、ここでは今回の論文の執筆に至るまでの少し別の話をさせてください。  この3年間はある事情で研究が難しい状況にありました。この論文もいくつかの雑誌に投稿を繰り返してようやく掲載されたというところです。理由は後述しますが、いままでお世話になってきた「日本の社会運動論の先生に認められるため」に頑張ってきたのですが、もう限界があるような気がします。この論文が […]

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今年度の資金調達と最近の研究

 今年度の資金調達も一段落しました.2020年度は,以下のような感じの研究をやっています. 【本年度より新規】・「エシカル・ツーリズムからみる新しい時代の観光に関する考察」江頭ホスピタリティ財団 研究開発助成金,2020年度,江頭ホスピタリティ財団,計83万円・「国際的社会問題を可視化するプロセスとしてのエシカル・ツーリズ ムーー世界経済フォーラム年次会合に向かうサミット・ホッパーを事例として」村田学術振興財団 研究助成,2020年度,計83万円・「政治に対する冷笑と無関心の戦後史- 若者文化におけるメディア・コミュニ ケーションの視点から」三菱財団 人文科学研究助成 一般助成,2020-20 […]

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富永ゼミ(学部)で読む本・読んだ本

 学部ゼミは基本的に公開ではありませんが、備忘も兼ねて残しておきます。大学院ゼミはこちら、定例読書会はこちらから。 【4月に読む本】・上野千鶴子『<私>探しゲーム』(ちくま学芸文庫)・宮台真司『制服少女たちの選択』(朝日文庫)・細川周平『サンバの国に演歌は流れる』(中公新書)・岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)・川島浩平『人種とスポーツ』(中公新書)・佐藤俊樹『社会は情報化の夢を見る』(河出文庫)・砂原庸介『大阪』(中公新書)・永吉希久子『移民と日本社会』(中公新書)・山岸俊男『安心社会から信頼社会へ』(中公新書)・小熊英二『社会を変えるには』(講談社現代新書)・中川剛『町内会』(中公新書) […]

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社会運動論者、Britta Baumgartenさんとのこと

 社会運動論者のBritta Baumgarten先生が2018年10月に亡くなられました。2018年のトロントで開催されたISA Conference(世界社会学会)でお会いしたのですが、その数カ月後にご病気で亡くなられたというお話でした。もう一年以上経ち、「いまさら」かもしれませんが、ようやく書く気持ちになったので、少し彼女との思い出を書きたいと思います。(本来英語で書くべきなのでしょうが、気恥ずかしいのと、うまくかけないので、まずは気持ちの整理のために日本語で書きたいと思います)  私が本格的な国際会議ではじめておこなった報告は2012年、博士課程一年の冬のことで、スペイン・ビルバオで行 […]

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2019年やったこと

恥をさらすだけなのはよくわかっているのですが、やはりこういうことを書かないと、反省もできないまま終わってしまうので、今年のまとめを作りました。(作成途中です) ■2019年研究成果【論文】1) 富永京子,2019「メタゲームとしての雑誌投稿——デジタルゲーム雑誌『週刊ファミ通』投稿コーナーを事例として——」『ソシオロゴス』, ソシオロゴス編集委員会, 第43号, pp. 37−51. (査読あり)2) Tsutomu Hashimoto, Yusuke Kanazawa and Kyoko Tominaga, 2019, “A New Liberal Class in Japan: […]

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富永研究室では研究員・リサーチアシスタントを募集します

 立命館大学・富永研究室では、2020年度からの研究活動のために研究員(専門研究員)/リサーチアシスタントを募集いたします。京都府内の大学ですが、関西に拠点を置かない方のご応募も可能ですので、どうぞよろしくご検討ください。 (1)立命館大学専門研究員制度による研究員 立命館大学専門研究員制度による研究員です。任期や申請資格、待遇や選考プロセス等に関しては、下記ホームページにて詳細をご確認ください。学内選考の後、2020年4月より勤務となります。富永研究室では、2017−2018年に採用実績があります。 【立命館大学 専門研究員プログラム募集要項】http://www.ritsumei.ac.j […]

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2019年度の外部資金

2019年度は以下の外部資金(研究代表者分)を獲得しています。多分、これ以上年度内に獲得するものはないと思うのでいったんまとめです。ハガキ職人と若者対抗文化、若者のライフスタイル運動の二本立てで研究しているのですが、両者でそれぞれ研究成果を出しつつ、このふたつを理論的に繋げることが当面の目的になりそうです。 【「ハガキ職人と若者対抗文化」関連】・「1970年代における「若者」表象の研究 ――政治の季節と大衆消費社会のはざまで」サントリー文化財団 研究助成,2018-2020年度,サントリー文化財団,計140万円・「「ハガキ職人」から見るラジオ文化の創造と再生産」公益信託高橋信三記念放送文化振興 […]

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『みんなの「わがまま」入門』 関連イベント&ご書評など

 4月に刊行された拙著、『みんなの「わがまま」入門』ですが、いろいろなところでイベントのご提案やご書評をいただいています。以下は関連イベントや記事のまとめで、随時更新していこうと思います。 ・関連イベント1) フェミニズムは「わがまま」か  上野千鶴子先生×富永京子 トークイベント(6月22日(土)18:00-19:30 於東京・青山ブックセンター) ジェンダー論・女性学の第一人者、上野千鶴子先生とのトークイベントです。「フェミニズムは『わがまま』か?」という問いかけから、昨今「自己中」「わがまま」と見られやすい社会運動の意義についてお話できればと思っています。 詳細・ご参加登録はこちら( h […]

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