11月20日刊行のJTのフリーペーパー、『FILT』Web版、佐藤優さんの連載「右肩下がりの君たちへ」に対談が掲載されています。Webサイトがすーごく格好いいです。
http://filt.jp/issue84/s01.html
言葉足らずになってしまっていて、またこの記事だけ見ると十分に議論を重ねられていないところもあり、これは私の不徳の致すところです。すみません。
私の一貫した考えとしては、近年発生した「若者の社会運動」とそれにかかわる一連の現象を論じる際に、彼らの運動を批評する年長者たちが「若者」という存在とその運動の「新しさ」を結びつけて手放しに評価してしまったこと、またその評価の背景に「若者は政治に無関心な存在である」「若者は無垢で無知な存在である」という前提が年長者の中にあったことが問題だということです。これは否定しようのない事実だと思います。
そうした年長者たちのまなざしと、そうしたまなざしを受けて若者と呼ばれる人々がどう行動していったのかということを含めてこの現象を再検討していくことが必要だ、だからやります、という本を今書いています。早く書きます。