富永ゼミ×ホンシェルジュ企画(と、その裏話)

いつの間にか一年間連載していた、書評サイト『ホンシェルジュ』の「マンガを社会学する」のスペシャル企画が更新されてました。あまり直接この連載について言及していただいたことはないのですが、直接お会いした方に「面白いですよ」「毎回読んでます」と言われるとニヤーとするような感じで、モチベーションをいただきながらゆるく続けております。そんなホンシェルジュの連載ですが、今回は富永ゼミとのコラボレーション企画として、ゼミ生との対談の中で「マンガを社会学」しています。
【前編】http://honcierge.jp/articles/interview/191
【後編】http://honcierge.jp/articles/interview/192

また、その「舞台裏」的なお話を、富永ゼミ1期生の橋本茉衣さんが産業社会学部Webサイト「San Shaの風景」に書かれています。特に最後の段落は、私(私たち)がゼミの中でやろうとしていることをまとめたとてもいい文章なので、富永ゼミに関16tominaga3心のある学生さんにもぜひ読んでいただけたらなと思っています。
 http://www.ritsumei.ac.jp/ss/blog/article.html/?id=403

せっかくなので、この連載がはじまったきっかけを思い出してみようとしたのですが、数年前に知り合ったライターの烏丸おいけさんが、「漫画の紹介やってみませんか」というような声をかけてくれたのが直接的なきっかけです。
なぜ「マンガを社会学する」という内容にしたのかというと、このWebsiteを作成・管理・運営してくれている「A氏」(このWebsiteの初期では、A氏と一緒にお菓子を作ったり着ぐるみを着たりしています…今は遠方に住んでいるのと、職を得て忙しいので、なかなかご一緒できませんが……)が、「マンガに見られる日本語文法を紹介する」みたいなページ(「ふき出しのレトリック」)を紹介して、「富永さんもこういうのやってみたら」と言ってくれたためです。もう大昔のことなので、覚えていらっしゃらないと思いますが。

今回の特集に戻ると、こういう「マンガ小話」みたいな風景は、大学院や学部生の頃に研究室やそこら辺の居酒屋の一角でよくやっていたようなものです。私自身マンガと現実社会を繋げながら、勉強したことなどを関与させながらお話するのは大好きな方なので、同じような趣味を持った学生さんと一緒に、外に発信できて、多少なりとも面白がってもらえるようなものになって何よりだなと思います。
本連載は書籍化も予定しておりますので、まだまだ修行が必要ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。

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