『社会学の力』と「αシノドス」に寄稿、夏の欧州滞在

 最近執筆に参加した教科書・入門記事です。

 本年6月に刊行された教科書、友枝敏雄・浜日出夫・山田真茂留(編)『社会学の力――最重要概念・命題集』(有斐閣)に寄稿しています。「社会運動」という章を書いてます。目次(http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641174306)を見ていただければわかるのですが、大変硬派なテキストで、大学院入試の対策にももちろん使えますが、気になる章をパラパラ読んで見るにのもとても適しています。全然余談なのですが、最初お話をいただいたとき「若手中心のテキストで…」とお声がけいただいたのですが、目次を見てみると名だたる先生方ばかりでびっくりしています。ともかく、実際に私も少し概念を確認したい時などこれを引いていますし、開きやすく読みやすいという本の作りもあってとてもおすすめの教科書です。

 もうひとつは、メールマガジン「αシノドス」225号(8月1日刊行、http://synodos.jp/a-synodos)にて「学びなおしの5冊 <社会運動>」という記事を寄稿しました。論文や本を書くときはもっぱら最新の論文やジャーナルしか読めていないことが多いのですが、この記事では古典を紹介するように心がけました。久しぶりに読んだものも多くあったのですが、今読むと「社会運動」をめぐる歴史の新しいストーリーというか、「ああ、このようにも読み取れるんだな」という気づきがあって、自分的にも面白い仕事でした。

 最後に、毎年恒例(?)、夏の欧州滞在の日程が決まりまして、オーストリア・ウィーン大学の日本学研究所に9月1日から14日まで滞在する予定です。お近くにいらっしゃる方がおられましたら、ぜひお会い出来ればと思います。例年よりやや短めになってしまったのは、その前に一週間ほどリスボンのEAJS 2017 Conference (European Association for Japanese Studies)に参加するためと、その後に立命館大学で国際ワークショップを行うためです。国際ワークショップに関しては、色々決まり次第告知できたらなと思います。

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