Kyoko meets Hebi-kun

「ノースランドぺぺ」さんのWebsite

毎年年の瀬に来ては日本人を惑わせるもの、それが「年賀状の通信面」である。ある者は干支にちなんだイラストを、またある者は家族での写真を記載する――しかし、毎年作成するものである故、どうしてもネタ切れの瞬間はやってくる。
富永もそうした「年賀状ネタ切れ」の危機に直面する日本人の一人であった。ましてや2013年はへび年、カワイイイラストや年賀状用図案が少なくなる年でもある。そんなとき、富永が出会ったのが以下のホームページだった。

「ノースランドぺぺ」さんのWebsite (http://www.northlandpepe.jp/)
「ノースランドぺぺ」さんのWebsite

ヘビくんのイラストは図案も少なく、他人とかぶってしまう可能性も避け切れない。かといってリアルなヘビの写真などを載せては、新年早々興醒めであろう。そこで富永が出会ったのは「着ぐるみ」という手法である(昔『臨死!江古田ちゃん』の作者がやっていたのを単行本で読んだ気はするが…)。斬新であるため、少なくとも自分の交友範囲にいる人物とはかぶらないと考えた富永は、早速「ノースランド・ペペ」さんにお電話し、ノースランド・ペペさんで待機しているという「ヘビーくん」をお迎えできるか否かを調整した。交渉の末、無事、ある土日にかけてお迎えすることが可能になり、あとはお待ちするだけとなった。
もう一つの問題として、撮影場所がある。なにせ決断をしたのが12月初旬である。街は年の瀬、既に土日は混雑していた。そんなところにヘビーくんが来ようものなら、東京の街は混乱を招きかねないだろう…。土日に比較的混雑を避けられ、かつ、それなりに写真を撮って映え、ヘビーくんあるいは富永がいても問題ないところは何処か。思案の末、富永とヘビーくん、そして撮影者・O氏を乗せた車はあるところに止まった。

富永、へびくんと初対面
【富永、へびくんと初対面】

「案外軽いっすね」「あ、ほんとだ」へびくんと初めて対面したときのO氏、富永のやりとりである。頭部はやや重いが、ボディは基本的に衣服とグローブ・シューズ(手と足)であるため、そこまで着脱が困難という感じではない。

へびくんのお洋服を身にまとう
【へびくんのお洋服を身にまとう】

へびくんのお洋服を身にまとう富永。156cmと、比較的日本人としては短身であることから、長身な方向けにも作られたお洋服では足の部分がぶかぶかになってしまうことに気づく。また、身ごろも少し余っているため、ブラウスの下には襦袢みたいなものをつけている。

初顔合わせ
【初顔合わせ】

へびくんと初顔合わせ。一旦かぶってはみるものの、まだへびくん状態での歩行に慣れていないことから、しばらくは頭部を持ったまま歩くことに。

本日の撮影場所
【本日の撮影場所】

東京大学正門前。まだ紅葉盛んな12月の週末には、家族連れや絵画に勤しむ方々なども多くいらっしゃった。「結構人多いね」「うん…」アラサーのシャイボーイ、シャイガール、ひるむ。

安全ピンを購入する富永a.k.a. へびくん
【安全ピンを購入する富永a.k.a. へびくん】

「やっぱり服大きいから、安全ピン買ってくる…」富永、へびくんと安全ピンを買いに行く。荷物になるにもかかわらず頭部を持ち歩いているのは、かぶると「ヘルメットを被った強盗扱いされるのでは?」というO氏の配慮のもと。

つづく!
→(https://kyokotominaga.com/kyoko-meets-hebi-kun2/)

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