暑中お見舞い申し上げます(近況報告)

暑中お見舞いとなにか企画をしようと思ったのですが、バタバタしていて書けませんでした。現在の大学に就職してから4ヶ月が過ぎましたが、前期は小集団授業と大学院授業を主に受け持っていました。どんなことをしたか、しているかというのは、いずれまた勤務校の学術データベース(http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/118/0011794/profile.html)などに書きたいなと思っているのですが、熱心な学生さんから学ばせてもらっています。本当にありがたいことです。

この夏はスイス・アーラウの「Centre for Research on Direct Democracy (C2D)」にてお世話になっています。少しの滞在にもかかわらず、紹介ページも作ってもらっていました。Kyoko Tominaga (External Associates) http://www.c2d.ch/detailed_display.php?lname=About%20Us&table=Team&parent_id=8&link_id=31&sublinkname=Team&id=96

この研究機関はITを駆使した政治参加の研究プロジェクトを主に行うリサーチセンターですが、政治学者と法学者が主に活動されていて、社会学とはまた異なる問題意識やメソドロジーにあふれていて、とても刺激的な環境です。インテンシブな社会運動論の講義を受けたり、再度ドクターを取るべきだとも感じていましたが、新しいことについて学ぶのが好きですし、やはり楽しいと感じてしまいます。何かと何かを掛け合わせれば、形はキメラのようにいびつになってしまいますし、受け入れられるまでに時間もかかるかもしれません。ですが、トラディショナルなものとは違った形で、新しい価値や機能を持つ研究ができるのではないかと考えています。だから、これからも「弱い紐帯」を辿って、時間と体力の許す限り、こんな旅を続けようと思います。

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